【体験談】濾胞性リンパ腫ステージ4完治した私が、治療中前向きになる為にやった3つのこと
歌って踊れる双子ママ、フィットネスインストラクターのりーぽん(倉谷りえ子)です
2019年8月に濾胞性リンパ腫(悪性リンパ腫の中でも低悪性度のもの)が見つかり、4回の抗癌剤治療を行った結果、白血球数値が2,000を下回った為打ち切りとなったのですが、その4回の治療で無事腫瘍が消失して一先ずは完治とゆう運びとなりました。
治療中から、ブログと YouTubeで濾胞性リンパ腫についての発信をスタートしました。
現在は2ヶ月に一度の抗体療法がスタートしております。
悪性リンパ腫ステージ4
その響きは、これまで割と普通に生きてきた人間にとって、一瞬でどん底に落とされるには容易で…破壊力のありすぎる言葉です。
病院で、突然《悪性リンパ腫》であることがわかって…しかも《ステージ4》だと言われたら…言葉を失ってしまう人がほとんどだと思います。
私ももちろんそんな1人でした。手足の末端が冷えてくるのを感じたし、不安で仕方なくて、実母にすぐ電話をしました。
それでも、おそらく私とゆう人間は、かなり前向きに、何なら「それすらも利用してやれ」とゆう気持ちで病気と向き合って来れた一人なのではないかと、治療を終えて4ヶ月経った今、とても強く思っています。
…が!それでもメンタルの浮き沈みはしっかりと存在していたし、このまま死んでしまうんだろうか?いやいや死ねない!…といった葛藤もありました。
今、まさに不安と戦っている人たちが、少しでも気持ちが軽くなるきっかけになってくれたら…少しでも前向きな気持ちで治療に向き合うきっかけになってくれたら…と思い、私が治療中にやってよかったなと思う事と、これは良くなかったなと思うことを書きたいと思います!
気になる所だけでも、良かったら読んでみて下さい。
濾胞性リンパ腫ステージ4完治した私が治療中前向きになる為にやった3つのこと
まず1つ目。
《カミングアウト》
最初に言っておくと、「不幸自慢」をしたかった訳ではないんです。
倉谷りえ子とゆう人間は、今年小学校一年生になった双子の男の子の母なのですが、23歳から小劇場で芝居をする女優とゆう顔と、地元のママさん達に気楽に運動して欲しい!とゆう気持ちでサークル活動などをしているZUMBA®️とゆうフィットネスインストラクターの顔と、比較的アクティブに取り組むタイプでして当時は幼稚園の役員をやっている双子母の顔と…3つを持っていました。
病気が発覚したのが8月で、その時12月に舞台出演が決まっていたのですが、それに出れるか出れないか?とゆうのを決めなくてはいけないとゆうタイミングでした。
役員のお仕事を、どのくらいできるのかもわからなくて、どのくらい周りのみなさんに迷惑をかけてしまうのかと考えて頭を抱えました。
抗癌剤治療を受けながら、インストラクターの仕事を続けられるのか?…全く自信がありませんでした。
家族には、勿論最初から病気のことも伝えてありましたし、迷惑をかける…と言うか、助けてもらう気満々でいた訳ですが、当時の私には関わってくださっていた方が本当に多くて、先が見えない初めての【抗癌剤治療】をスタートさせることを秘密にしたまま、その人たちにどこかでうっかり迷惑をかけてしまう可能性があっては絶対にならないと思い、しっかりと報告することで
その時の自分にできる最適解を周りの方々と共有しながら見つけられるんじゃないか?
とゆう結論に至り、直接関係している人たちには全員にカミングアウトしようと決めました。変に中途半端な情報が人伝に耳に入ると、逆に心配かけてしまうんじゃないか?とゆう気持ちもあったので、自分の言葉で直接伝えたかった。
舞台は、稽古の進行の妨げになることが共演者にどれだけ迷惑をかけるかを少なからず知っていたので降板することを決めました。
自分が旗揚げメンバーの1人とゆう団体で、十数年やってきたメンバーとの最終公演と決まっていたので、本当はどうしても出たかった公演でした(泣)
役員のお仕事は2人1組でやる形だったのですが、一緒にやってくださってた方のことをとても信頼していたので、まず一番最初に連絡をとって…全部ができなくなるわけではないはずだと考えていたので、2学期だけ代理でやってくださるママさんにお声かけさせてもらって、役員から外れるとゆう選択はしませんでした。
ZUMBAのレッスンは、全て治療が終わるまでお休みすることにしました。これも、一緒に運営してくださっている方や、私を雇ってくださっている方とお話をさせていただき、治して帰って来いとゆうありがたいお言葉を頂戴して、力強く背中を押していただきました。
濾胞性リンパ腫とゆう病名を、知らなかった人がほとんどでしたので、病気の特徴なども伝えながらのカミングアウトでした。本当に全員の方が親身になってくださり、ものすごく励ましてもらって、めちゃくちゃありがたかったです。
今これを書きながらも、対面で伝えた方々の顔、LINEでのやりとり、病気を知ったあとに連絡をくれた人たちのことがバンバン脳裏に蘇ります。
あの時のことは、今でも私の命にパワーをくれます。本当にありがたかった。
こうして、舞台・役員の仕事・インストラクターの立ち位置とゆう私の生活の「人に必要とされる部分」を、私の現状を理解していただいた上でバッサリと無くしたことが、結果的に自分の病気のことだけ考えていれば良いとゆう現実を生み出してくれました。
ものすごく精神的に楽でした。治療以外は、好きなことしかしないって決めて(笑)
家事・育児に関しても、私と旦那の両親に協力していただき、本当に自分のことに向き合わせていただき、ノンストレスに近い形で双子とも過ごすことができました。
濾胞性リンパ腫ステージ4完治した私が治療中前向きになる為にやった3つのこと
2つ目!これは悪性リンパ腫になってなかったら絶対やってません。
《YouTubeデビュー》
元々、旦那から「 YouTubeやってみないか?」と言われていました。
でもやる気はゼロで、しばらーく何もしてこなかったのですが、2020年の元日スタートならやる!と気持ちを新しくして、そこで悪性リンパ腫について話すことを決めました。自分の経験を利用して、喋れる媒体があるならそこで出れなくなった舞台の分まで自己表現してやるぜー!って、思ったわけです。
その前に、ブログではすでに病気のことを書き始めていたので、そこで書いたことを YouTube用に書き起こして喋っています。
いつか、どこかの誰かのためになるかもしれない!とゆうのは、自己肯定感に直結する形でめちゃくちゃ前向きになれました。
YouTubeをやるとゆうのは極端な例なのかもしれないけれど、こうしてブログなどで自分の経験談を書き起こす作業は、絶対にやった方が良いと思います。私みたいに実名をあげてやる必要はないとは思いますけどね(笑)
YouTubeは濾胞性リンパ腫のことだけでなく、健康的な生活を送るために必要なことってゆう捉え方で推し進めていきたいと思っているので、フィットネス関係などもアップしています。
健康って、食事・運動・精神の安定からなるものだと思うので、その観点から動画を色々アップしていきたいと思っています。目標!チャンネル登録者数1,000人!!
今は143人。頑張ります!これを読んでくださったみなさま。是非是非チャンネル登録お願いします!(*´∀`)♪←ほら(笑)もう本当に前向き。
濾胞性リンパ腫ステージ4完治した私が治療中前向きになる為にやった3つのこと
ラストです。きっとこれが一番大切!
《オンとオフをはっきりさせる》
誰が何と言ったって、抗癌剤治療はしんどいです。
副作用でうえぇええってなる日もあるし、治療の前の検査も恐怖と痛みでしんどいです。めちゃくちゃしんどくて、心がぽきっと折れそうになる時もちょこちょこあります。もうね、そんな時は、ポキポキ心を折れるままに折ってやりました。
「もう嫌だー…ああぁあぁぁぁぁぁぁ」って、声に出してました。体の内側に溜め込まないで、外に出していました。で、そのあとに深い深いゆっくりな呼吸で、体の中にあるモヤモヤを全部外に吐き出すイメージを持つことにしていました。
国がん東病院発 抗がん剤・放射線治療をしている人のための食事
特に薬の副作用が出ている真っ最中は、治療を終えて病気を克服して、その先の未来のことをとにかく考えて過ごすようにして、1日1日を少しずつ過去にしていく確認作業を繰り返しました。
- 「今気持ち悪いけど、これを思った今は、少し前より前に進んだはずだ」
- 「今日も気持ち悪いけど、昨日より今日は必ず良くなっているはずだ」
- 「この1秒前より、今は明日に近づいた!」…みたいなのの繰り返し。
そして、その間はできる限りの活動をストップして、最小限のエネルギーで生活するようにして、残りの全パワーを体内で薬が腫瘍をやっつけてくれているイメージに傾けることにしました。イメージ…自己洗脳大事!!思い込みってすごい力だと思います。
で!で!ついにやって来ます!副作用明け!!!!!!
これが来たら、もうこっちのもんです。全エネルギーを、自分の好きなことに解放しまくってやりました。
私の場合は、ZUMBAをすること、美味しいものを沢山食べること。それから、許される範囲で、芝居の稽古場にいくこと。
ただ、最後の稽古場にいくとゆうのは、行ったとてやれることもなく…自分はただ座って、稽古をしている他の役者さんを観ていることしかやれることがないため、一回か二回行って心が折れて(笑)行くのをやめてしまったけれど。
私の場合は、明確に運動とゆう形でやりたいことがありましたが、当然特別なことをする必要なんてないと思います。
好きな映画を観たり、早朝の街並みをのんびり歩いたり、好きなものを食べたり。
ちょっと今の世界情勢ですと、気楽にできる気分転換が限られて来てしまっているところもあるかとは思うのですが… YouTubeなどでヨガの動画を一緒に軽くやって見るだけでも、すごくスッキリすると思います。この機会に、手軽なところで、何か自分が没頭できるものを新しく1つ増やして見る…なんてことも、いいんじゃないかなって思います。
運動って、本当に本当に大切です。なんでもいいからやってみてほしいです!
最後に
今回この記事を書いたのは、リンパ腫治療もしながら新型コロナの感染予防などもあって、不安な気持ちになっている癌サバイバーの方が多くいらっしゃるんではないか?と思ったからです。かくゆう私も、まだ白血球が2000を下回っているので油断はできないと思っています。
今回書いたことは、あくまで《私がやって来たこと》で結果的に前向きになれたことを振り返ってまとめた物にすぎません。
私と別人の誰かにとっては、イラっとするようなこともあるかもしれません。
なので、共感していただけた部分が万が一ありましたら…その部分だけでも参考にしていただけたら、とても嬉しいです。
自分の気持ちを、できる相手に対してできる範囲でオープンにすることや、辛い時は辛いって多少誰かに迷惑をかけても開き直って生活すること、そして抗癌剤治療の副作用が抜けたら思いっきり楽しく過ごすことで、どうかご自身のお気持ちに無理な負担をかけすぎずに、気楽な気持ちで治療に挑んでください!!
絶対に大丈夫!!!絶対治る!!!
その気持ちだけは、絶対に絶対に持ち続けていてください。
昨日より、今日より、必ず未来が幸せなものになるように。